福井の福祉を!

さらに


発展形態は、こんな感じです

ミュニシパリズムにつながっていきます。
発音しにくい、聞いたこともない言葉だと思います。

もともとはスペイン語で、自分たち自身が決めたことを、市民たちが行政の中で実行していこうとする考え方を示しています。
基本的な考え方としては、自分たちが生きて生活を続けていく中で、なぜ自分たちが我慢をしたり苦しんだりしていかなければならないのか、という疑問から始まっています。 もっと大きな声で、自分たちの希望を、要求を知ってもらってもいいのではないのか。その考え方は、私たちに近いものではないでしょうか。


こんな感じでさらに大きくなっていきます
ここでの、基本の考え方もやはり、「自分で決めること」です。
「コモン」という言葉は聞き慣れないですが、かつての「共有地」、日本だと「入会地」と呼ばれたものを表しています。 集落の中で生活していると、薪や木材などが必要になることがあります。もちろん住んでいる場所ではそれを調達できませんから、少し離れた「山」の近くに集落の住人が共有する林を手入れして管理していました。 そこでは、誰でも入って薪や木材を手に入れることができました。
それと同じように「共有」できるものを増やしていくことで、人々の生活がもっと「私有」にこだわらない融通の利く生活に変わることができるのではないか。そんなことをひとつひとつ考えていき、その実現をめざしてどのように考え、 行動するのかをはっきりと見せてくれるような書物です。 実現が難しそうでも、読んでいくうちに気持ちが明るくなっていくような本です。


福井の福祉を! Ver.UP版